簡単に言えば、宣教師とは、神を敬い、イエス・キリストのように生きたいという思いをもって外国で暮らすクリスチャンのことです。第二次世界大戦後、日本の復興を任されたダグラス・マッカーサー元帥は、アメリカの教会に向けて、日本の病人や困っている人々を助け、学校や病院などの基本的な施設を整えるため、宣教師を派遣するよう呼びかけました。その献身と犠牲は、愛、慈しみ、赦しというクリスチャンの理念を映し出し、日本の戦後復興と日米関係の強化に貢献しました。

すべてのクリスチャン宣教師の目的は、言葉や行動を通して神の真実を伝えつつ、興味を持った方々がもっと知りたいと思えるように生きることです。そのために、地域で奉仕を行い、人々との信頼関係を築きます。宣教師の願いは、自分の生き方を通して、周りの人が神を見いだし、自ら知りたいと思うようになることです。

クリスチャンは、聖書を神の言葉と信じています。聖書は、神の御心、人類の置かれている厳しい現状、そして救いへの道を示しています。世界の戦争や自然災害、犯罪や死などの現実を目にして「なぜこんなことが起きるのか」と思ったことはありませんか？聖書は、その原因が罪にあると説明します。罪はすべての人の心に存在し、神から私たちを引き離し、本当の意味で神を知ることを妨げます。しかし、神は御子イエス・キリストをこの世に送り、この事実を教え、十字架の死によって私たちの罪の代価を払ってくださいました。この福音を信じ、イエスに信頼する人々がクリスチャンと呼ばれます。クリスチャンは神の数々の約束を信じ、それを他の人にも知ってほしいと願っています。

宣教師は、母国に住むクリスチャンからの献金によって支えられています。多くは母教会の友人や家族で、聖書の神をもっと知ってほしいという思いを共有する人たちです。私の場合、支援者の方々は、日本で活動する非営利団体「SENDインターナショナル」に献金をし、この団体から生活費としての給与を受け取ります。このような支援のおかげで、奉仕先の地域から金銭的な見返りを求めることなく、自由に活動することができます。

まず第一に、日本語の勉強に多くの時間を費やしています。日本で暮らす以上、言語を学ぶことは大切だと思っています。まだまだ上手ではありませんが、できる限り努力しています。

それ以外にも、地元の町会で、公園の整備や地域の祭りの準備・運営、イベント撮影などを行っています。また、毎週金曜日に「フライデーテラス」という放課後プログラムを手伝っています。午後2時から6時まで開放されている無料スペースで、子どもたちは工作やゲームを楽しみ、保護者同士も交流できます。さらに、隔週で子ども向け英語クラスを開き、無料の写真撮影を提供し、地元の教会で奉仕をし、聖書の学び会をリードし、必要に応じて地域の中で奉仕できる機会を探しています。